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2009.09.16

9月16日 知床紀行 8

知床五湖は地下水の湧水によって誕生した自然湖で、入る川も出る川もない。ただ静かに周囲の自然を水面に映すのみである。人が歩きやすいように一部木道が敷かれているが、ほとんど人の手は加えられていない。ヒグマがひょっこり「こんにちは」と顔を出しても、まったく不思議はない。

駐車場から一湖は目と鼻の先である。木漏れ日の中、一湖の雑木林を進んで行く。団体客を案内するガイドの声と観光客の弾んだ会話。これだけ賑やかだと、ヒグマも恐れをなして出てこない。ヒグマは本来おとなしい性格らしい。10分ほどで二湖の入口に出る。

驚いたことに、ほとんどの観光客はここで駐車場へと引き返してしまう。二湖の入口と駐車場は10分もかからない距離なのである。我々メンバーも、半分はここで引き返すという。ここまで来て信じられないことである。ヒグマが怖いのか歩く自信がないのか、人それぞれである。

足元は多少凸凹しているがアップダウンは少ない、概して平たんな道である。すべての行程で常に湖が見えている。そして湖面には周辺の景色が映しだされている。疲れたら木道や道端の石に腰かけ休憩をとる。さすが世界遺産である。素晴らしい景観と森林浴である。

黙々と歩くこと1時間半、無事出発点に戻ってきた。残念ながらヒグマにもオジロワシにもキタキツネにも、出会うことはなかった。出会って言葉を交わしたのは、尾道から来たという単車のお兄ちゃんである。やはり黒装束に身を固めた、笑顔の優しい感じの良い青年であった。

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